神に拾われし子

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しばらくして、竜欄は手にギャアギャアと五月蝿い何かを抱えてふわりと降りてきた。 「まさか…」 嫌な予感がする。 腕に抱えられる大きさで、ギャアとなく生き物といえば…。 そう、赤ん坊だ。 竜欄は腕に赤ん坊を抱えたままこちらに向かって来る。 「竜欄…?」 さあっ、と顔から血の気が引く。
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