幼き神、母として…

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それに気づいた烏羽が顔を上げる。 私は何百年も生きてきた神。これしきのことで取り乱すなんて。 そしてなにより自分はこの子の母なのだ。 心配をかけてはいけない。 「御免ね。光示。」 そう言って微笑む。 「大切な人に貰ったものだったから…。次からは書物に触れる時は声をかけて頂戴。」
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