序章
5/6
読書設定
目次
前ページへ
次ページへ
22人が本棚に入れています
本棚に追加
/
47ページ
「暗い顔をなさっています。お断りしますか。」 俊が心配そうに私の顔を覗き込む。 後ろで高く結い上げた狐色の俊の髪が揺れる。 その俊の顔が一瞬子犬のように見えて、私は思わず吹き出した。 俊は訳がわからず首をかしげる。 ひとしきり笑って私は答えた。 「いいえ。受けるわ。」 俊の顔が明るくなる。 「やっとお笑いになりましたね。では、その様に伝えてまいります。」 そう俊は言ってその場を去っていった。
/
47ページ
最初のコメントを投稿しよう!
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
本棚追加
22
スターで応援
130
スターを送って 応援しよう!
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!