2,死んじゃった……

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カッターを手に取り、刃を適当に出した。 ふと、父さんを見た。 「やだなあ……。こんな気持ちになるなんて……」 ぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃぐじゃ…… ぴちゃぴちゃっ…… 顔やら服やらに血が飛び散った。 肩から息をしていた。 今度は違う方の意味で…。 口元が緩んでいた。 ドクッ…ドクッ…ドクッ…ドクッドクッドクッドクッドクッドクッ ドクッドクッ 殺すことに対して何故か 興奮を覚えてしまった……。 覚えた? 覚えてた、じゃなくて? 「………」 もしかして…… 家族を殺したのは……… ――………俺?
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