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「……んっ」
ぼやけた視界の中、上半身だけ起こして頭をふった。
――変な夢だった…。
ビュッ…
「?!!」
何かがこちらに来た。
ギリギリの所でかわした。それに目をやると………
矢??アーチェリーの??
「フヒヒww獲物みーっけ♪」
楽しそうな声が空から聞こえてきた。
聞こえてきたと同時に大量の矢がこちらに向かってきた。
「うわわわわわわ!!!」
「まてー!DGー!!」
……は?
DG?
振り返ると、目の前にアーチェリーの弓を持っている同世代位の少年がいた。
「獲物げっとー♪」
手に持っている数本の矢をこちらへ真っ直ぐ下ろしていった。
……死ぬ。
死ぬ?
もう死んでるはずなのに、また死ぬのか…?
少年の瞳は、何も答えなかった。
「……ん?」
少年の背後に、人影が見えた。
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