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冷たく感じる床を踏みながら少しずつ歩いていった。
廊下の電気を消して部屋に戻ろうとしたが、足は自室に戻らず、違う所へ向かった。
何故か、母さんの部屋の前まで…
「ん?」
部屋のドアが僅かに空いていた。
「起きたのかな……」
ギイイイイイイィィ……
部屋を覗くとそこにあったのは暗闇と、虚ろな瞳を映している…
『首と手と腕と胴体と足がバラバラになって倒れている母さん…』
意味を理解するのに、数分かかった。
いや、それ以上かもしれない。
「―――――――――――――――――――――――――――あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!……」
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