絶望

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カンカンカンカン 暗闇の中に二つの赤い光が点滅している。すぐそばには幽霊のように白い服の少女が立っていて、点滅するたびにその姿を現している。 「もういいよね」 少女は誰に問い掛けるでもなく、消えてしまいそうな声でつぶやいた。 遠くに見えていた白い光が近付いてくるのを確認すると少女はゆっくりと踏切の中に入っていった。
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