2人が本棚に入れています
本棚に追加
小学六年の時だったか、細かいことはいちいち覚えていないが、樹弥がいじめられているところを、俺様が助けてやったのが出会いだった。
はず。
「僕は婦女子に助けを借りるような軟な男ではない」
こんな気障なこと言ってた気がするが、それはどうだったかわからん。
とりあえず樹弥をいじめているやつらをのして、お金をちょっともらったことは、はっきり覚えている。
それ以来、樹弥は俺にくっつくようになった。
本人は「いじめられなくて済む」と言っていたが・・・いや事実だろうな。
樹弥だし。
そんなこんなで樹弥とはかなり親しくなった。
最初のコメントを投稿しよう!