実方の味方

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そして俺は、だめもとで、樹弥に勉強を教えてくれと頼み込んだのである。 土下座もした、気がする。 でも案外あっさりと「ふふふ、いいだろう。僕がみっちりしごくからな。覚悟しろよ?」と承諾してくれたのだ。 やけに嬉しそうな樹弥の顔を、今でもハッキリ覚えている。 そして、俺の地獄のお勉強会が、見事に幕を切って落とされてしまったのである。
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