3人が本棚に入れています
本棚に追加
杏里「人の記憶のなかで一番忘れられないのって、トラウマなんだってね。」
原崎杏里。普段は無口だが、絡めば普通に明るく楽しい子だ。IQ200の探偵少女で、めちゃくちゃ頭がいい。
杏里「私の知り合いでさ、安いアパートに住んでる人がいてね。その人がシャワーを浴びてるとき、ふと人の気配がして、自分の肩の上を見たら、異常に細い、女の腕が…。」
みんな一気に黙った。
春香だけは面白がっているようにも見えた
。
春香「って、もうこんな時間じゃん!由美、今日とめてもらえる?」
由美「へ…別にいいけど。」
高校卒業と同時に一人暮らしを始めた由美にとっては、誰かを泊めようが関係なかった。
由美と春香はみんなより一足早く店を出た。
最初のコメントを投稿しよう!