友人探し

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由美「待たせちゃったね、行こっか。」 由美は少女の細い腕を掴むと、颯爽と歩き始めた。 男子生徒「おい、なんだよ。お前。」 この男子生徒たちが自分より歳上だったら、由美は無視していただろう。 しかし異性とはいえ年下の男の子。 もはやほっとけなかった。 由美「なに?私この子と待ち合わせてたんだけど。」 はや歩きで改札を抜ける。 少女「やっぱり・・やっぱり貴女、なつみだったのね。」 少女は何故か涙目で俯いていた。 由美はめんどくさくて答えなかった。 春香「ちょっと置いていくなんてひどーい。」 由美「ごめんごめん。」 ホームのベンチに少女を座らせ、その少女の前に立つ二人。 春香「あれ、この子、昼間の・・。」 由美「うん。なんかヤンキーに絡まれてたからさ。」 少女は相変わらず泣いている。
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