2章

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「なぁ、お前の名前なんて言うんだ?」 転移陣を描きながら男は僕にそう尋ねてきた。 名前、か。 あることにはあるんだけどね。 俗称というか、周りが勝手に呼んでるだけなんだよね。 まぁいいか。 「僕の名前は、シヴァ・ラ・ベート・ロワ・ラーヴァナ。少し長いからシヴァでいいよ。」 「シヴァ・ラ……シヴァだな。俺の名前はアルフレッド・レイバーン。ギルド「神々の祝福」のランクSSだ。通り名で[焔神-えんじん]とも呼ばれてる。アルで結構だ。」 ランクSSがどんなものなのかはわからないけど、通り名があるぐらいだから結構な人物ってことかな。 「よろしく、アル。」 「こちらこそ、シヴァ。 よし、転移陣の上に乗ってくれ。 一気にギルドまで行くぞ。」 こうして僕とアルはギルドへと転移した。
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