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まぁ、その話は置いておいて。
「ルシファーの下天に関する情報はほとんどない。
幾つかの神器が持ち出されていることと、ルシファーと共に何人かの部下が下天しておる。
そして奴らが下天してからノワールは崩壊へと進んでおる。」
まぁ、彼は結構人気があったからね。
若い天使達から。
「ふふっ。いい退屈凌ぎになりそうだ。でも、条件がある。
やり方は僕に任せること。
それだけ。」
その言葉にざわめきが起こる。
「よかろう。だが、ノワールの崩壊をこれ以上進行させてはならん。」
「まぁ、それは了承しとくよ。
それじゃ、僕は準備なんて特にないから行くことにするよ。
またね、優秀な天使諸君。」
そう言って僕はまた渦を作り
今度はノワールへと転移した。
「神よ、本当にこれでよかったのでしょうか。奴は、曲がりなりにも邪神と呼ばれノワールに混乱をもたらしたのですよ?」
「…この判断が正しいかどうか、儂にはわからん。
じゃが、奴には伏せたがルシファーは下天の際、儂の魂の一部を奪い喰らっておる。
それがどういう事かわかるだろう?」
「…やはりそうでしたか。
神の力を得たルシファーを倒せるのは奴しかいないと言う事ですね。」
神殿で天使長と神がこう話していたのを彼は知らない。
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