地下は何か息苦しいWWWWW

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「ん………此処は?」 地下の地霊殿で目覚めた、蒼。 「やっと起きたねぇ。」 「誰だ!!」 背後から声が聞こえ、咄嗟に距離をとる。 声の主は、赤髪でゴシック服を着ていて、なおかつ、目立つのは、 「……ネコミミ?」 が有ること。 「別に取って喰おうとしないよ。」 「…………」 返事をしない。 なぜなら、喋る事で自分の性格、戦闘のやり方が分かってしまう可能性が有る、と思っていたからだ。 「はぁ、困ったねぇ…。」 「どうしたのですか、お燐?」 「あ、さとり様!!」 ネコミミの女性、お燐はさとりの声で反応した。 「まぁ、あの男が目を覚ましたのですが……」 「警戒をしていると。」 「はい。」 すると、さとりは蒼に近づいた。 「……ッ!!」 さらに警戒を高める蒼。 「大丈夫です、何もしません。」 (こう言う奴に限って、何か仕掛ける!!) 「でも、何もしません。」 「!!」 蒼は何も喋っていないのに、目の前にいるさとりは聞こえていたように、返事をした。 (こいつ、俺の心を……) 「えぇ、読めます。」 「…………」 暫く警戒していた蒼だが、やがて、警戒をといた。
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