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「あ、有難うございます、……えっと…」
「華扇で良いですよ。」
「あ、ご丁寧にどうも。僕の名前は疾風です。」
「疾風、ですか……」
華扇は暫く考え事をしていた。
(えっと、この無言の時間は辛い。)
などと、思っていると、華扇は口を開いた。
「貴方、この世界を知らない?」
「この世界?まさか、幻想郷の事ですか?」
えぇ、と頷く華扇。
「すみません、まだ、余り知らなくて……」
「成る程、では、話しをしましょうか。」
「お願いします。」
しかし、華扇は立ち上がった。
「先に、お茶と茶菓子を持ってくるわね。」
華扇は優しく微笑み、部屋を後にした。
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