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この男はいつもそうだ。
勉強、運動、仕事にゲームと何でもござれ。
いつでも俺の対極に居る。
好きな女子は、十中八九ヤツに惚れてる。
好きなゲームは必ず先にクリアされている。
唯一勝ててた格ゲーでさえ勝てなくなった。
神に愛されてるとしか言いようがない。
天はヤツに二物どころか三物、否四物は与えたのだろう。
漫画もゲームも大好きな隠れオタ予備軍のくせに…人のこと言えないけどなwww
そんな訳でヤツを恨みもしますわねwww
そこに羨む、嫉妬するぅぅぅうううパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパル…
「おーい、そろそろ帰ろうぜー。」
ぬ、ヤツに対する呪詛を唱えてる内に今日最後の授業である数学が終了したらしい。
俺の睡眠時間が…。
「今日もゲーセン行く?」
「行かん。どうせ何をやっても勝てないからな。奢りなら考えよう。」
俺はフン、と鼻を鳴らし憮然とした態度で答える。
「お、奢りは厳しいなぁ…んじゃ、帰ろうか。」
俺はその言葉を聞いた瞬間に立ち上がり、梅田を置いてドアに向かう。
「ちょ!?待てし!!」
うるさい、どうせオタク予備軍なんだから草生やせ。
「ちょwww待てしwww」みたいになwww
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