11人が本棚に入れています
本棚に追加
店の奥には鮮やかな色とりどりのドレスが並んでいた。
「アンタには黒が合いそうだね、後は…そうだねぇ」
と言って何着もドレスを少女の隣に置いていく。
少女は山積みのドレスに視線を移す。
豪奢なフリルを使ったドレス達は花のようにその場を彩った。
暫くすると女性が、
「一先ず今渡したやつを着てみて」
と言って今度は靴の並んでいる棚に移動した。
少女は言われたとうりにドレスを一着ずつ着ていった。
何十着もある中から選んだのは、膝丈の黒いドレスに白いレースを使った物と紅い布地にフリルが沢山着いたものを選んだ。
女性は嬉しそうに微笑むと
「いいセンスしてるじゃないか」
と言った。
靴は女性…ロードが選んだ物を合わせた。
少女は少し考えた後に
「動きやすい服はありますか?」
と訪ねた。
最初のコメントを投稿しよう!