40人が本棚に入れています
本棚に追加
愛里と付き合い始めたのは高三の5月25日。
俺の誕生日だ。
俺は俗に言う目立っているグループの一員。
俺は茶髪だったが、他の友達で酷い奴は緑色だったり、赤かったりしていた。
「勇人君。」
そんな俺に誕生日のプレゼントを持って、愛里は学校に来てくれた。
愛里は高校入学時から同じクラスで、ずっとモテていた。
「好きです。付き合ってください。」
教室で急に告ってきた愛里と冷やかす周り。
俺はその時彼女もいなかったし、特に好きな人もいなかった。
そして何より、顔を赤らめて告白してきた愛里が可愛く、俺は付き合うことを肯定する返事をした。
「勇人君…。」
何故か感極まった愛里が急に泣き出したのには本当に困った。
聞いた話だと、一年半以上も俺に片想いをしていたらしい。
最初のコメントを投稿しよう!