僕が今、君を愛する事も許されますか。

ポケットのコイン

高校最後の高校総体でうちのバレー部は、過去最高の県ベスト４に進出。

準決勝ではボロボロなぐらいの差で敗退。

その大会にも、愛里は応援に来てくれていた。

その頃には、愛里との間には体の関係を持っていた。

そして、その頃からバレー部の後輩に好きな女が出来た。

｢千葉紗耶香ちゃんが好きで。｣

千葉紗耶香は、俺の中学の後輩で、中学時代に陸上部に所属していた俺の部活の後輩でもあった。

｢紹介してやるよ。｣

生意気な奴であまり好きな奴ではなかったが、仮にも部活の後輩。

千葉にも許可を取ってから二人を会わせた。

その一ヶ月後に二人は付き合いだすのだが、二人をくっつけたのは、俺と愛里。

愛里と千葉は何でも話し合う姉妹のように仲良くなり、お互い仲良くしていた。