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愛里は、常に俺の隣にいた。
辛い時も楽しい時も、隣には愛里がいた。
俺が県外で全寮制の専修大学に進学すると打ち明けると、私も行く。と愛里も同じ所を受験した。
10月の中旬に進路が決まると、そこからはほとんど二人で遊んでいた。
俺の性格も、一時期に比べ明るくなり、愛里の前では自分のことを話すようにもなった。
「来年も再来年も、また一緒にいれたらいいね。」
愛里は良く、将来や未来を約束するような発言をするようになっていた。
俺も愛里となら一緒にいても良いような気になっていた。
「勇人の子供産みたい。」
「勇人と結婚したい。」
愛里は女子の友人達にそんな話しをしていたとも聞いている。
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