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広之の家に着き、俺は女三人を降ろして近くの広場に車を停めた。
タバコを一本吸ってから、広之の家にさも自分の家のように入っていく。
「さ、飲むか。」
俺と広之の他に男が二人いる。
広之を含め男は全員彼女がいる。
「勇人先輩さらに恐くなりましたね。」
「そうか?自分じゃあわかんねぇんだけどな。」
俺の派手な見た目に圧倒されたように、千葉以外の女の子は声もかけづらそうだった。
それも30分すればなくなり、皆でワイワイ騒いでいた。
「私、彼氏と別れたんです。」
ちょうど二本目の酎ハイを飲んだころに、千葉が急に話し出した。
「はっ、マジで?」
予想もしていなかった言葉に俺は珍しく驚いた。
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