―1日目―

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石化して動けないわたしの頭を いつものように 優しくポンとしてくれる。 ―やっぱり大好き。 わたしと2才しか違わないのに いつも余裕シャクシャクで そんな後藤先輩が ものすごく大人に見えた。 「シフトの確認したら  帰りますよぉ~だっ」 テレ隠しに早口で伝えると また笑われてしまった。 早くわたしも 先輩に追いつきたいのに どうしても子供っぽい。 「明日からガンバレよ!」 その言葉を背中で聞きながら スタッフルームに逃げ込んだ。
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