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その後、インドネシアをオランダ軍が占領。
オランダ人により、ヒンドゥー教だった宗教がイスラム教へと塗り替えられた。
しかし。
バリ島だけは、オランダ軍が侵攻して来ても独自のバリ・ヒンドゥー教を失う事はなかった。
バリ人はオランダ軍がバリ島に侵攻して来た時、武器などを一切持たずに戦ったそうだ。
殺し合いなど、絶対にしてはいけないと。
恐らく、それがバリ・ヒンドゥーの教えなのだろう。
武器を持たないバリ人は次々に殺されてしまう。
その事を知ったヨーロッパの権力者は、オランダ軍を非難した。
武器を持たずに自国を守ろうとしているバリ人は素晴らしい。
その精神はバリ・ヒンドゥー教から来るものだ。
その素晴らしいバリ・ヒンドゥーを絶やしてはいけない、と。
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