エピローグ

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“藍利(アイリ)は、俺の二つ年下の幼なじみ。” 小さい頃から、甘ったれで俺に懐いてくれた。 ・小さい頃・ ―――ガラッ―― 「ヒックッ…ハァッ…ウ"ウ…ッ優兄ッッ…はぁうッ…ヒックッ…ウウ…ッ。」 意気なり、泣きながら家に入って来た藍利にびっくりした。 「どうした…? また お前んとこの、おばさん いないのか?」 「…うん……。」 「じゃあ、俺ん家でご飯食うかっ?」 「うんッ!!!」 泣いてたのに、すぐ笑顔になってくれる。 俺は、すごく藍利の笑っている顔が好き。 安心する…。 泣いてたら…動揺するし、早く笑顔になってほしいと思う。 この頃は、俺より 小さくって 声も高くて 可愛いい弟。 うーん、子犬のお世話をする親みたいなもんだった。 “俺が守ってあげなくちゃ” とずっと思っていた。 そのはずだったんだけど… ――19歳、高校生―― ・佐々木 優輝・ ――17歳、高校生―― ・梶崎 藍利・ 俺達は…――
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