私は腕時計
2/5
読書設定
目次
前へ
/
9ページ
次へ
あーあ、今日も12時をお知らせしてるよー。これで何回目だろ。 私はぐるぐる回るだけ。ズレないように、遅れないように。私が遅れたら、亜紀が困るものね。でも飽きちゃったよ。だって亜紀は、同じことしかしないんだもの。いっつも同じ時間に家を出てさ、12時になったら安いランチ。5時になると電車にゆれる。亜紀は、私を見つめてつぶやく。「また、か…時間なんていっそ止まっちゃえばいいのに…」
/
9ページ
最初のコメントを投稿しよう!
2人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
1(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!