『例外人間』

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「私?何から話せばいいだろ…」 「とりあえず君…人間?」 「うおおお!!いい質問!!」 いい質問なんだ…。 「私達は通称、『例外人間』と呼ばれてるんだけど…知ってる?」 いや、知るか。 「人間になりきれてない、半端な存在なの。だから、それぞれが課題をクリアして人間になろうとしてるの。その課題を出すのが『プログラマー』っていう存在。」 「じゃあ、人間昇格検定みたいなのを受けてるわけだ。」 「昇格なんで言わないで!人間になりきれてないとはいえ、別に人間より下とは言ってないもん!」 何でそこは真剣なんだ…。 「私の課題は、『もしも頼れる主人公に会ったら』なの。それで、ことは常に運命通りに働きました。」 僕にはわからない。
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