第二章~目が覚めたら異世界で~

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「だから、戦いますよ?この程度の魔物に敗れるようではこの先、『神の転生』など何年かけようと成し遂げられません」 「神の、転生?なんだよそれ、聞いてな――」 『ガァアァアアアアァ!!!!!!!!』 ライオン、もとい魔物は俺の叫びなんて無視して咆哮した。 そいつは、普通のライオンが威嚇するように俺たちに向かい唸りだす。 どうやらもう、ふざけていられる時間はなさそうだ。 「……レヴァ、俺の想像通りで良いと思うか?」 「お好きなように」 まったく、クールにもほどかあると思うけど? 「それじゃ、まぁ神の力とかたいそうなもの貰ったしなっ」 意識をもう一度自分の最下層に潜り込ませる。 そこにあるのは白い柄に金の装飾の短い刀身の剣。 それを、 「やるだけやろうか!!!!」 引きずり出す!!!!!! 一瞬、俺の左手に焼けた鉄を握らされたような痛みが走ったが、刹那で癒えて、 気付けば、その剣が握られている。 っても、この短い剣で何しろと!?
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