第一章~案外あっさり、死ぬもので……~

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午前7時45分。 俺こと、高校2年17歳 九条 龍は通学中な訳だ。 肩にかかるくらいの赤茶の髪に、人からは少しキツイと言われる瞳。 身長172cm、体重63kgのまぁまぁ背の高い部類の男。 趣味は料理。 服装は、通学中なのだから、制服のクリーム色のブレザーの下に白いワイシャツ、緑のネクタイ。ズボンは暗い緑地に白と黒の縦横線が入っている。 そんな俺のいつもより五分だけ早い、いつもの朝。 本当に、普段と変わりは無い。 ただ、いつもは見かける小学生の集団が居ないくらいだ。 商店街を抜けて、赤い信号を一時限目はなんだったけかな? と、どうでもいいことを考えながら、ボンヤリと眺めていたら 突然、俺は 5トントラックに跳ね飛ばされた。
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