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しばらく、二人で歩くが、なんか気まずいのは気のせいか?
この沈黙に耐えかねて話題を探す。
幸い聞きたいことは山ほどあるし
「なぁ、その神の転生ってなんなの?」
「その言葉通りの意味ですよ」
と、俺の隣で、レヴァは説明を始めた。
「神は元々、完全無欠のものでしたが、今はその力は失われています」
「この世界に力が散らばって、完全な存在じゃなくなったと、?」
俺の言葉にレヴァは頷く。
なんだ、あの神は「自分の力を取り戻す手伝い」を俺にさせてる訳ね。
っうか、完全無欠の神がなんでレベルが下がるんだよ?
「その力のよりしろは、人であったり、魔物であったり、場合によっては土地のそのもの時もあります。それが神の器の貴方であり私達、神の巫女になります」
うん。と適当に相槌をうつ。
いや、ちゃんと聞いてるよ?
ちょいちょい、お腹は鳴るけどね
「私達は、”よりしろ”の中でもより強い力をそれぞれの能力として持っています」
レヴァはあの鎌、俺は剣ってことか。
「それらは、他の神の力と触れることで、成長し、より覚醒します。貴方の場合はその体に直接、力の欠片を取りこむのですが、私達は戦闘を繰り返したり、貴方と関わっていれば促進されるでしょう」
そして、とレヴァは続ける。
「我々の力が完全に熟成仕切った時、神の巫女の力の全てを器に注ぎ、神へと捧げます」
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