第二章~目が覚めたら異世界で~

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顎が外れるかと思った。 そしして、脚の力が抜けて、俺はその場に倒れこんだ。 「ナンデスト?」 もう、叫ぶ元気も無い。 感情が消えた、片言な言葉になった。 「我々の中で神の力の継承を行います。子から子へと受け継ぎ、より強いものへとしていきます」 「いやいやいやいや、待て待て」 俺は思いっきり、顔をしかめてた。 なんか話が見えてこない。 っうか、見てはいけない気がする。 俺がこれ以上何か言う前に 「それが神の意思です」 とレヴァに切り捨てられた。 なんか、一切反論は受け付けません。っていう、ドヤ顔されてるのだけど……。 「それじゃ、最後にもう一回叫んでもいい?」 「どうぞ、お好きなだけ」 それではお言葉に甘えまして…… 「ふざけんなよ、あのクソ神野郎がぁあああぁぁぁあああぁあぁあああ!!!!!!!」 何か、全てが急過ぎて、良く自分の事態も分かっていないのだけど、唯一、一つだけはっきりしたことがある。 ――あの外道の思い通りになんてしてやらねぇ。
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