Episode 2. ラヴメール?

3/3
前へ
/241ページ
次へ
イチが途中くふくふ笑いながら説明してくれてるんだけど、何だか複雑な心境になっちまうのは…仕方ねぇよな? (だって、おいら、あんなポカンとした顔してるかぁ?) 「ちなみにね~謙ちゃんはコレ」 おいらの困惑をよそに、イチがまたおいらに携帯の画面を見せてきた。  σ(^-^;) 「ふはっ、謙くんみてー。 へたれてんな~。」 「でしょ?会田さんはー…あ、これだっけ。」  o(゚∇゚*o)(o*゚∇゚)o~♪ 「ん、分かる分かる! 動きが会田ちゃんに似てるな~。」 「んふふ、会田さんぽいでしょ。イイの見つけられたら楽しくなっちゃって。」 「ははっ、いいんじゃねえ? 似てるし、おもしれえから。」 「ふははっ、おじさんノリいいね~! …あ、連くんにメール返さなきゃ。」 謙くんと会田ちゃんに似てるという顔文字は素直に納得。 今にも「これで大丈夫だよね?」って聞いてきそうなオロオロしてる感じが謙くんにぴったりだなって失礼だけど、思っちまうし。会田ちゃんに似てるという顔文字は、会田ちゃん特有のキラキラした笑顔が目に浮かんできそうで、今度メールで使ってやろうと密かに思った。 俺に説明を終えたイチはまだ笑いの余韻を引きずってて、妙にテンションが高いまんまメールを打ち出した。 「また顔文字かぁ?」 そんなイチにからかうようにそう言ったら、 「ん…?違うよ、普通に返すよ、さすがに。」 「へぇ~。」 至って普通に返事を返されて、何となく詰まんない気がして、携帯の画面を覗き込んでみた。 受信者 連くん 題名 最高! ―――――――――― 大好き ―END― (これ、普通…かあ?) 若干ビックリしたんだけど、このふたりのやりとりに違和感ねぇし、なぜか可愛く思えちまうからいいや。   おしまい。 本当は最後のメールにハートマーク使いたかったけど、使えなかったのが、後悔。 もう、ニコ生聞きながらなのが駄目なのかなぁ。←絶対それ でも、こうやってないと眠っちゃいそうだし、作業進まないからいいよね!←開き直り 如月瑠以
/241ページ

最初のコメントを投稿しよう!

57人が本棚に入れています
本棚に追加