お嬢な会長と朴念仁な変人

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    「アンタが揺らすからでしょうがっ! っていうか、なにガン見してんのよ…変態!」 しかし… 「ちょっと! 聞いてるの!?」 何なんだ? この大きさは… ありえない… 「ぶっちゃけありえないぞ…!?」 「急にどうしたのよ…?」 日本人の域を超越したこのデカさは ……ハッ! まさか!? 「…これが、噂の…巨乳化現象…そうなんだな?」 欧米人の食文化の影響なのか…? 日本人女性は慎み深いと聞いていたが… 何だ…このザマは? 一体、今…日本で何が起きているというんだ…っ ジャパニーズ“大和撫子”は何処へ!? 「いや、意味がわからない――あ痛たぁ!?」 「…ハッ!…しまった…つい手が」 気づいた時には女の頭上に拳を振りかざしていた。 感情を制御できなかったかっ。 「…ひっ…ひたいじゃらい!?」 尚も、右往左往上下に揺れる肉の塊。 「…化け物め…っ」 「…ッ…何をブツブツ言ってん――」 「黙れぇっ!」 「――ひゃう!? いきなり大声出すんじゃないわよ!!」 最早、感情の制御ができない。 俺は、女の胸を見ながら過去の記憶を思い出し、無意識に口が動いていた。 「いいかっ!? そもそも何故、女にしか胸がない? 不公平だろうが!? 神は何故、母性の象徴である“おっぱい”を男に授けなかったのか? 以前、ボランティアで保育園の園児たちと遊ぶという出来事があった。 そこまではよかったさ…だがしかし!、お昼寝タイムの時は、何故か同じ参加者の女と寝たがる園児たちばかりでこの俺は穢らわしい保育士の女と寝る羽目に…園児たちに理由を聞くと『お姉ちゃんの方が柔らかいから』っという理由で俺は除け者にされた。 俺はショックを受けたよ。 俺と奴の差はなんだというのだろうかと…そこでふとっ俺は気づい訳だ!」 「…ハッ?…チョッ…ハァ~!?」 「胸の大きさだということになっ!」 俺は白けた表情をしている女の胸に向かって指を突きつける。 
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