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いつもと変わらぬ朝。
・・・なんだけど、昨日とは違う香りで目が覚める。
この匂いはなんだろう?しかし考えても嗅いだことのない匂いだと気づき、思考停止。
「んんーっ!」
上半身を起こし伸びをすると、背骨がぼきぼき鳴っているのが聞こえた。
うん、今日は目覚めが良い。
いつも通り、カーテンを開け、日の光を浴びながら着替えをする。
おっと、心配はご無用!
我が家はそれなりに大きく庭も広い方だし、隣の幼なじみの家も同じく大きい家なので、着替えが見えたり見られたりはしない。
ぱぱっと着替えを済ませ、階段を降り、毎日欠かさず朝ごはんを作ってくれている可愛い妹の所へ行く。
「あっ、兄さん、おはようございます」
「おう、おはよう」
テーブルには既に美味しそうな香りを放つ朝ご飯と弁当が置いてあり、我が可愛い妹は既に片付けをしていた。
「今日は新しく目覚めの良くなるアロマを作ったので、試してみたんですがどうでしたか?」
なるほど、さっきの嗅いだことの無い匂いと、今日の目覚め良さは妹のおかげだったらしい。
「ああ、通りで、すごく目覚めが良かったよ」
そう言うと妹はとても可愛い笑みを浮かべた。
「お待たせしました兄さん、では朝ごはんにしましょう。」
「おう」
妹が俺の隣に座る、うん、いつも通り。
「では、いただきますっ」
「いただきます」
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