なら世界を救えば良い 1

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結構気さくな奴で、息が合ってすぐに仲良くなった。 「やほー!」 「お待たせしました、兄さん」 空と真奈がやってくる、こうやって4人で食べるのがいつもの日常。 最初の頃はあまりにカラフルで周りによく注目された。 箸がどうこう、助けられて借りがどうこう 突然だが、俺の夢を聞いて欲しい。 俺の夢は、魔法を使って沢山の人を救う事。 せっかくこんな力があるのに、役立てなくてどうするんだ。 「あれ?ねぇウインナー食べないの?」 変わらない日常、それが何よりも大事だという事を知っているつもりだ。 「おーい?いらないなら貰っちゃうよ。」 だから守る、こんなにも平凡な毎日を。 ひょいぱくっ 「・・・あー!俺が残しておいたやつ!」 「えぇー!ちゃんと聞いたじゃん!」 「良いとは言ってねー!!」 ☆☆☆☆☆☆ 学校は終わったが、帰る前に真奈が晩御飯などの買い物をしたいとの事で、スーパーに寄る事になった。 「今日は私が作ってあげる」 空がにぱーっと笑いながら言う。 こうゆう事を突然言い出すのは別に珍しいわけでもなかった。 真奈が料理を得意なのは言うまでもないが、実は空も結構上手い。 「今日は私のせいで遅刻しちゃっも良いんだけどな」 「気にします!真奈ちゃんもそういう事で良いかな?」 「勿論ですよ、空さんの料理は美味しいのでとても楽しみです。」
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