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こんな事、続けられないのは分かりきっている。
毎日さぼる訳にはいかない。
……でも、もう日常に戻るのが、嫌になってしまった。
ふらふらと歩く僕、いつの間にか、とあるビルの前で立ち止まっていた。
見上げると、立ちくらみしそうな感じがする。
そのビルが何だか僕を誘っているみたいで、急に空っぽになった気になる。
虚しさしか感じられない世の中、そんな日常に嫌気がさしたのか。
「……もう、良いかな」
呟いてビルの中に入ろうとすると、不意に呼び止める声がした。
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