神等魔国‐１‐

池から出てきた怪しい人

まだ機械が無く、人々は自分の身一つで生活していた頃、

世界には大きく分けて２つの種族が存在していました。

１つは人間、私たちと同じように生活していた種族。

２つ目は、魔族。人間と違い、魔力を持っていて魔術が使えました。

２つの種族は最初は仲が良かったものの、
いつからか人間は魔族を、魔族は人間を差別するようになりました。

そしてその差別のせいで、世界が魔族側と人間側との２つに大きく別れてしまいました。

あることが切っ掛けで、人間と魔族の間で喧嘩が起こり、
その喧嘩が種族全てに広がり、
ついには戦争になってしまいました。

その戦争は多くの人の命を奪い、嵐を生み、死の風を生み...

あらゆる災害を生みました。

どちらの種族も多くの犠牲を払い、身も心もボロボロになりました。