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「うぉあぁぁぁ!!!」
俺は一人、また一人と武器を持って出てくる農民を切り裂いていく。
天空流派は武器を持った敵の対処を目的とした剣術。
そのためこう言った戦闘が一番得意なのだ
今朝まで鏡のように自分の顔を写していた刀身は血がベッタリと付き、もはや何かを写すというものではなかった。
これが業の代償・・・
そう思いながら俺は敵を切り裂いていった。
村の武士も異変が何だったのかを気付いたようで、ちゃんとした鎧を装備した敵も出てくる。
だが鎧には必ず継ぎ目がある。
首、関節、そして顔。
あるときは静脈に達するほどの深い傷を刻み、関節をへし折り、顔の形が変わるほどの強さで突きをたたきこんだ。
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