悪魔の申し子

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部屋に戻ると和流は先に戻っていた 「なぁ、悪魔」 「なんだよ」 「戦争って何のためにやるんだ?」 「知ったことか。 俺たちは殺すだけだ 人をな」 「お前、怖くねぇのかよ」 「怖がってる間に死にたいか?」 俺の意見を前に和流は黙りこんだ 俺は腰紐から刀を抜き枕元に置いた。 壁に背を預けるとそのまま目を閉じる。 眠るつもりはない。 ただ戦の前は普通に寝ようとして寝れるものではない。 こんな俺にも動揺することはあるのだから。
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