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最近は夜、外に出るのは危ないと不良の連中も言いだしていて、
私も例にもれず家の中で退屈な時間を紛らわせようとインターネットをしていた。
気まぐれでニュースブログを見ていたら、先の記事があり、
興味を惹かれたので見てみるととんでもないものであった。
しかも、現場は私の住んでいる地域だった。
まさかこんな近くで起きていたなんて。
美歩大橋……歩いて十分とない。
だというのに私は何故事件を知らなかったのだろう?
いや、普段からテレビや新聞なんて読まないし、不良どもも似たようなもので、
馬鹿なことしか頭の中に無いからだろう。
実際、不良どもが何故夜に遊ぶのを控え始めたのかすら、私は理由も知らなかった。
ξ゚⊿゚)ξ「よく晴れた夜、か」
窓を見る。
雲一つ無い、初夏の夜空が広がっていた。
梅雨は終わりを告げ、星達が瞬いている。
ξ゚⊿゚)ξ「よく晴れた夜、ね」
ドクンと心臓が高鳴った。
……つまり、今夜なわけ?
私は先ほどインターネットブラウザを閉じたパソコンをスリープモードにすると、部屋着のまま玄関に向かった。
親はいないから出入りなんていつでもできる。
夜遊びをしても誰も咎める者はいない。
ζ(゚- ゚*ζ「……お姉ちゃん?」
……この子を除いて。
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