第一章

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ξ゚⊿゚)ξ「何」 サンダルに足を滑らせる。 そう言えば、何故不良どもはキ○ィサンダルやエル○サンダルやら可愛らしいものを好むのだろうか。 私も持ってはいるが奴らに会う時以外は恥ずかしくて履けない。 ゴム質なサンダルのつま先をトントンと地に叩きつける。 ζ(゚- ゚*ζ「ダメだよ、夜は危ないから……」 妹が弱々しく、そう言う。 畜生、この妹は。 可愛すぎてイライラしてくる。 ζ(゚- ゚*ζ「ね、お願い、お姉ちゃん……」 ξ#゚⊿゚)ξ「行ってきます!」 バン、と思い切り派手な音を立てて扉を閉めた。 少し罪悪感が胸に芽生える。 ξ#゚⊿゚)ξ「……うるせえ」 ああ忌々しい。 できた妹よ、姉のようになるなよ。
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