序章

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(,,゚Д゚)「おうコラ何してんだ、あ?」 ( ・∀・)「テメーここどこか分かって来てんのか?」 所謂メンチ切りという奴で、メーイッパイパネエ顔していらっしゃるお二方。 眉間に皺寄せて、目ん玉ギョロつかせて、馬鹿みたい。 (;´ω`)「お?」 (,,゚Д゚)「お?じゃねーよ、コラ」 ( ・∀・)「オメー嘗めてんじゃねーよ」 二人が内藤の太ももに軽い蹴りを交互に見舞い始めた。 内藤も焦りだしたようで、困った表情だ。 从 ゚∀从「ギャハハハハ!wwwwおいおいイジメんなよwwwwww」 隣でマニキュアを塗っている女が野次を飛ばす。 私はこう言った時、毎回ダンマリを決め込む。 自分は加わりたくないんだイジメなんて……。 止めもしない癖に、よく言うよ。 なんて、自分を自分で攻める。 けど、少しは救われる気分なんだ。 こうやって現場に居合わせているにもかかわらず、まるで今起こっていることが関係ないとでも言いたいように。 恰も自分はこいつらみたいに手を出す事をせず、それが別の次元の話のように。 そう、他人ごと。 私は悪くないの。 悪いのはこいつらで、私は傍観者。 (;´ω`)「や、止めてくれお」 (,,゚Д゚)「うっぜ。おい、テメー土下座しろや」 (;´ω`)「……何でだお」 ( ・∀・)「いいからしろって言ってんだよ!!」
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