六・其の二

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(;´ω`)「あとはもう一つの目的を終えるだけ、かお」 木陰から出ると、その刺し貫くような太陽光に容赦なく撃ち抜かれる。 ずし、ずし、と重い革靴を引き摺るように歩く。 殺人鬼であり、超感覚の持ち主であり、機関序列一位の僕でも、暑さには勝てないらしい。 (;´ω`)「おー、見えてきたお」 田んぼなんてものすら無く、辺りは野原のみが広がるこの超辺境の地。 小山の上に、其処は有るのだ。 僕の第二の目的の場所である、とある小屋が。 (;´ω`)「おいすー」 どがん、と扉を吹き飛ばす。 やばい、力の加減を間違えた。 まあいいか、これは仕方がないことなのだ。 所謂事故だ。 しかも故意ではない。 なので無実である。 そう僕は無実だ。 などとぶつぶつと言っていると、僕の顔の横を何かが――金槌のようだ――とんでもない速度で通り抜ける。 後ろの壁にそれはぶつかり――いやめり込み?――木造の家にめきりという音が響いた。
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