六・其の二

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あの会合の日、其々の担当地域を私は一応聞いていた。 あの白髪ピアスの斉藤又座は四国を、火糸と優は関東を、曙歩と樹の双子は九州と関西を。 そして目の前い居るクックルさんは確か東北を担当していたはずだ。 川 ゚ -゚)「内藤と一時交代しているのさ」 と、私の隣に座る直はそう言った。 ξ゚⊿゚)ξ「交代?」 そうだ、とクックルさんが話を繋げる。 ( ゚∋゚)「今に始まったことではないんだけれどな、内藤の放浪癖は。 時たまふらっと別の地方に行ってあいつは調べ物をする事があるんだ。 今回は俺の担当する地域に用があったみたいだから、あいつの代わりに俺が来たってことだ」 はあ、そうなのですか。 ……ん? あれ?いやちょっと待った。 ξ;゚⊿゚)ξ「それいいの?」
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