森の妖精

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一方、こちらリドの方は1人で薄気味悪い祠のなかで歩いていた。 「薄気味悪い場所だなぁ…気持ち悪くなっていくぜ」 ポタッポタッと、雫が落ちる音が響いて聞こえる。 道も湿っていて、気持ちわるい。 「長い道だなぁ。こんなに長いとは思わなかったぞ…そういえば、ロゼリアまだ外にいるのか?あいつ、変なところで怖がりだからなぁww」 恐怖を知らないリドは、いつも毎日家の前で1人特訓をして、剣の扱いを完璧にこなしていた。 村の男たちにも負けたことのないリドはずっと"強くなる"ことだけを見て生きてきた。 そして、"守る"ことも… 「まさか後ろにいたり!…しねぇよな。あーマジでロゼリアは怖いわぁ」 安心して歩き始めると 前から陰気臭い感じがプンプンしていた。
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