森の妖精

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「なんだ…あいつ」 先に進んでみると、そこは行き止まりで、1匹の獣が警戒してこちらを見ていた。 「ガルルルルッ!…」 獣…オオカミはすぐさま、リドに襲いかかる。 「うわっ!?あぶねぇ…」 リドはなんとかして避けたが、オオカミの動きは凄く早かった。 間一髪だった。 「(それにしても…動きが早い。次よけなかったらヤバイな…特に背中は。)」 リドは焦っていた。 この速さ、すごい威圧的な雰囲気、鋭い爪は研ぎ澄まされている。 ただ、リドは1つ突っかかる事があった。 「悲しそうに、苦しそうにみえるのはなんでだ…?」
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