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クスクスっと笑う眼鏡、 なにか面白いことがあったのだろうか? 「珍しい人ですね。」 珍しい? 別に珍しい所なんて何もないと思うんだけど…… 「僕は、棗 留羽斗(なつめ るうと)です。詳しくは着いてからでいいですね。」 前を向いて座った 留羽斗。 なんか、車に乗ってると眠くなるな… どこに連れて行かれんだろ 聞くのも なんか面倒だしね… 景色が流れる。 あっ……海 海の近くまで来たってことは そんなに遠くに来たわけではないんだな… あたしの住んでる所は 海の近くだから。 「…降りろ」 車が止まって、須藤にそう言われた 車からおりてびっくり… あたしの目の前には……… 倉庫がある。
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