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「お前 帰りたくないなら、  ここに来い。」 須藤があたしの目を見ながら 静かに落ち着いた声で言った。 銀髪は、 一瞬固まっていたけど 「ふざけんな」と 須藤に向かって お怒りの様子…。 金髪は にこにこして、あたしを見てるけど …目が、笑ってない。 冷たい目で あたしを見てる。 オレンジは、 …石みたい… 固まってる。 留羽斗は、初めから 分かってたんだろうか? さっきと変わらない。 っと… 周りばかりじゃなくて 自分だよね 多分 “ここ”って言うのは、 この倉庫って事だと思うから… 「遠慮しとく」 こんな所に来る必要が分かんないもん。 「ぁあ?」 眉間に皺を寄せて 低い声を出した須藤…。 「亜夢ちゃん、繁華街は危ないです。此処なら、時間を気にしなくても大丈夫ですし…」
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