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気にしなくていいか…
あたしの前を歩く須藤の背中を見て思った。
何のためにあたしを倉庫(此処)に置くのだろう。
この人達は
あたしが居ることによって
何か利益があるのだろうか。
否、有るんだろう
少なからず利益が…
だから、あたしを連れて来たんだ。
でも、どんな利益?
須藤達は、あたしの家の事を知ってるのか…?
もし、そうだとしても
須藤達に利益は無い。
………分からない。
「亜夢」
低い落ち着いた声が聞こえて
また、深く考え込んでたことがわかった。
きずけば
もう車に乗っていて、いつも以上に考え込んでた……
少なからず…
須藤に否、雷龍に興味を示している
あたしがいる。
「亜夢ちゃん、家はどこですか?」
助手席から聞こえてきた留羽斗の声
家の場所をを教えると静かに走り出した車。
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