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「ガキじゃねぇしっ!!高校生だしっ!」 ……高校生だったんだ…… それにしても… あたし、帰っていいかな…… 腕も解放されたし…。 「お姉さん大丈夫?ってかこんな時間に何してんの??危ないよ!」 いつの間にか居なくなった ナンパ男 「…助けてくれてありがとう。」 オレンジにそう言って帰ろうとした… 「まて…」 ………? オレンジとは違う声、他に人がいたんだ… あたしは顔だけ声が聞こえた方に向ける。 髪の色は、黒かな? 180cmくらいの男がいた。 暗くてよく見えないけど 月の光でなんとなく分かる 世間では、こういうのを イケメンって言うんだろうな…。 「…何?」 「此処にはくるな…。」 男に言われた… あたしは、何も言わずにその場を去った。 ふざけるな… 勝手なことを言いやがって …あそこは、あたしの逃げ場所なんだ…… 静かに玄関を開けて部屋へ行く “また、明日も同じ生活だ…” あたしは、やっと眠りにつく……
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