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「しゃがめ!!」
佐助の大声で、言うとクナイを投げる。
二人は、佐助に言われた通りにしゃがむ。
クナイは、二人の頭上を飛んでいく。
しかし、あっさりとクナイは弾かれる。
春と里美は、急いで立ち上がり佐助の後ろに隠れた。
「何なんスカ! マジで!」
「ただ部屋に戻っただけなのに、何でクナイ飛んでくるの!? 平民だから、殺さないで!」
春が佐助の左側の裾を掴み、里美が佐助の右側の裾を掴みながら言う。
「ちょっと、裾を掴まないでよ! 動きずらいから」
佐助が二人に離れる様に言っている間も、クナイが飛んでくる。
佐助は、冷静にクナイを弾き落とし眉間にシワを寄せた。
「ちょっと、どういうつもり? 一体、何が目的なのさ・ ・ ・風魔!」
佐助が風魔の名前を呼ぶと、三人の前に風魔が現れた。
風魔は、静かな動作で佐助を指差す。
佐助は、風魔が何を考えているのか理解で きず首を傾げる。
佐助が、風魔に質問をしようと口を開く。
それと同時に、風魔の背後から幸村が走って来た。
「佐助! 無事か!?」
「旦那!」
風魔は、幸村が来るなり姿を眩ます。
それを見た佐助は、舌打ちをした。
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